確かに圧倒的にカッコよくなりました。
あんまりここのコーナーで「巨大サドル」と書きすぎたせいかな??


■恒例の自転車改造
 変わってエンタープライズ号のサドルについて。確かにでかい。いや、でかく見える。純正サドルがカチンこちんなもので、ゲル入りカバーを被せてあるのだが、これがカッコよくない。
 そこで、この手の尻痛撃退グッズとしては定番ともいえる、スペシャライズドのボディジオメトリーを試してみることにした。BGスポーツサドル メンズ。上野クラシックで5,000円で購入。この商品は男性用と女性用があり、男性用の場合、尿道に負担をかけない設計になっているらしい。股間にやさしいのだ。(自転車自体は「環境にやさしい」です。さらに言いますとM氏「女性にやさしい」説もあり)
 肝心の使い心地だが、純正サドル並に硬いことは硬いが、長距離長時間乗っても尻痛に悩ませられることはなく、もちろん通勤にも十分使える。使いはじめは、左右坐骨の2箇所がサドルと強く接して違和感を覚えたが、これは慣れるレベル。カッコいいしナイスな買い物であった。


うーんカッコイイ。おまけに後ろの「NCC-1701-A」はM氏オリヂナル。

 転車と暮らすようになって4ヵ月半。メーターの積算距離も2,300kmを越えた。ヒトも自転車も絶好調。
 ところが12月の中旬、ブレーキから妙な音が発生! ブレーキング時にブレーキシューがシュゴシュゴ唸っている。これはタイヘンだ。見ればブレーキシューが随分減っているではないか。幸いシュー内部の金属部分が露出したわけでもなく、心配されたリムへのダメージはなかった。編集部のやかん(*注 このページのカメラマン「佐藤ナビやかん」氏のこと。二玄社随一の自転車の専門家です)は、ボクの体重が重いから減りが早いのだと言い、ボクはパーツに問題があったのだと主張する。きっとやかんの言うとおりなのだろうけど。
 そこで、高円寺のフレンド商会にブレーキシューを買いに行って、店員さんに成金ジジイみたいに言った。『いちばんイイのおくれ』って。一度言ってみたかったのだ。(高円寺フレンド商会はツーキニスト出没率高し。誰かM氏を見かけた人は?)


これが1セット1,880円のシマノXTR。

 ューだけならたいしたことないだろうと思っての発言だけど、出てきたモノみてチョットだけ驚いた。1セット1,880円、前後2セットで税込み3,948円。けっこう高いのだ。
 購入したシューはシマノのXTR。こいつの良いところは、シューとホルダーが分割できて、次にシューが減ってきたらシュー部分だけ交換すれば良い。純正ブレーキはこの部分が一体成型だったので、シューが減ったらユニットごと取り替えなければならなかった。そう考えるとあまり高価に感じない単純なボクであった。
 それに断然カッコよい。信号等で停車するたびにブレーキ部分を覗き込んでは、ひとりフムフムと満足している。だって純正ブレーキはお世辞にもカッコよいとは言えなかったもの。

 心の効き味だが確かによく効く。シューがリムにベターッと張り付くような感覚とともに確実な制動が行なえる。それに正確だ。伸びたブレーキケーブルの調整を同時に行なったところ、ブレーキのフィーリングは別物になった。純正ブレーキに不満
はなかったけれど、毎日往復36kmの通勤は、自転車にとって想像以上のストレスがかかっているに違いない。上に乗るのは痩せたとは言え100kgだしね。だから重要なパーツであるブレーキに少々お金をかけても贅沢ではないと思うんだけど。(続く)

イイなイイなと言いながら、2桁の維持を願いつつ、以下次号。