お待たせしました。
祝!! ついに二桁。
そしてM氏のたどりついた境地とは?!


第5回(うーん5回目のレポートになるワケですね。早いのか、遅いのか。まあイイペースだ)
望のフタ桁に突入!

『この寒いのによくまあ』と、総務のSが言う。
「エェ、せっかく始めたんで」と、ボク。
『続けてるんだぁ、よくやるねぇ』と、CGのTが言う。
「だって自転車、高かったんだもん…」と、ボソッと呟く。

『おぉチミィ、頑張るのぉ、ふぉっふぉっふぉっ』と、我が社の社長が言う。
「じゃぁ、給料上げてくれ!」と、心の中で叫ぶ。
『配達ご苦労さまぁ』と、NAVIのKが言う。
「オイオイ、オレじゃ!」と、メットを脱いでみせる。
『あらぁ、ごめんなさぁい。自転車便の人かと思いましたぁ』
 そりゃ確かにスタイルは似ているよ。でもさ、こんなに太い自転車便の人はいない だろうがぁ!

……寒いけどちゃんと続けています、自転車通勤。


■人から痩せたと言われる快感

 末に関西方面へ出張に出掛けた。出張先の顧客と会うのは3ヶ月〜半年ぶり。楽 しみだったのは、彼らがボクを見た時の反応。以下は、その時のダイジェストです。
『あれ、ミズグチはん、痩せたんと違います?』と、某広告代理店担当氏。
「エヘ、わかります? 実は自転車通勤始めましてね…(以下、自転車について語る語る)」
『おやぁ、まるで別人ですな。悪いモンでも喰いましたかな?』と、クルマ屋のオヤジ。
「いやぁ社長、化石燃料ばっか燃やしてたらアカンでっせ(時として妙な関西弁使いになる)。これからは社長も脂肪燃やした方がええんちゃいます?」
『ウン、ミズグチさん、絶対に痩せた。カッコイイ。スーツも首から肩にかけて少し余ってきてるもん。もうすぐ買い換えなきゃね』と、お気に入りの代理店嬢。さすがに細かいところまで見てくれる。スーツを買い換えたら食事でも誘おうっと。
『オーゥ、ミズグチサーン、アナタヤセマーシタネ。ワラーシニハワカリマース』と、某自転車インポーターの社長(外人)。
「ありがとござまーす。自転車ってこんなに楽しいものだとは思いませんでしたよ」
『ソウデショーウ、ジテンシャはスバラシデース』
「イが抜けてますよ。スバラシイ…。いや、本当に素晴らしいです」

 会う人会う人に痩せたと言われるもので、嬉しくなってしまった。女性は恋愛をして綺麗になっていくとか、誉められて美しくなると言われるが(言われないか?)、ボクもきれいになった? それはともかく、人から痩せたと言われると、ダイエットに弾みがつくのかな。そんなことが頭に浮かぶくらい嬉しかったのだ。

 の一方でこんな意見もあった。
『らしくないなぁ、アンタは太ってなきゃ。それがアンタのキャラでしょ? 太っていたほうがエエヨ、絶対!』
 これは10年近くお付き合いさせていただいている広告代理店社長の言葉なのだが、ここで気が付いた。ボクの肥満歴、肥満氷河期、肥満の根源がまさにこれだったのだ。
 恥ずかしい話、意志の弱さは天下一品。数々のダイエットを試してはすぐに挫折してきたのだが、その間、幸か不幸か人はボクのことを『とおるちゃん』と呼んでくださっていたのである(ああ恥ずかし)。とおるちゃんとは、矢沢透じゃなく風間トオルでもなく三つ目がとおるでもない、渡辺徹さんのことである。郁恵ちゃんのダンナ。随分前から彼に似ていると言われ続け、その気(どんな気だ?)になっていたわけだ。いつの日からか、渡辺徹に似ている→彼は肥満→ボクも肥満→有名人似だから太っていてもいいだろう、と無理矢理納得して、続かないダイエットの逃げ場にしていたのだ。

「いや社長、若いうちは太っているのを売りモンにできたけど、私もこの歳になるといつまでもそうは言ってられませんよ。そう考えてね、自転車に乗るようにしたんです。いいですか社長、自転車ってのはね……」と、太ったザビエルによる浪花での布教は、延々と続くのであった。


待望の二桁、感激のデジタル数字。ギリギリの極致というのがまた素晴らしい。

■4ヵ月で8.5kg減
 100kgの壁はキツかった。切れそうでなかなか切れない。諸先輩のアドバイス通りに、きちっと食事制限もしなくちゃいけないのかと悩んだ時期もあった。自転車で通勤するだけでは、これで打ち止めかと諦めかけた西暦2000年12月。忘年会の幕開けとともに停滞していた体重がじりっじりっと落ち始めたのだ。
 ノンべエなサラリーマンにとって、避けて通れない忘年会の波状攻撃。前門の狼ともいえるこの年末イベントを見事撃破し(と言っても、ひたすら飲んで食べただけ)、12月28日、ついにやっ た! でもナゼなんだ! いっぱい食べちゃったのに。

 その朝、スポーツクラブに到着してから乗った体重計の表示は99.9kg! 多くの会社が仕事納めのためか、いつもは混み合うスポーツクラブもこの日はガラガラ。ついつい雄叫びをあげ、ガッツポーズを繰り返してしまった。すっぱだかで。写真の99.9kgの表示は、サウナ後のもの。デジカメを持っての撮影で、持たずに計ると99.6kgだった。
 しかし、すっぱだかでデジカメ抱えて体重計表示を撮影する姿は、きっとマヌケにちがいない。因みにこの写真、もうちょっと引いて撮ったらタイヘンなことになるのはご想像のとおり。
 ともかく100kgを切ることができた。このHPでの報告は年明けになってしまったが、年内に100kgを切れたことはとても嬉しかった。2000年、いや20世紀一番の喜びだあ。この調子で今年も頑張りたい。

いやー、おめでとうございます。
私も嬉しいっす。ぱちぱち。
4ヶ月で8キロ減というのも素晴らしいペースではありますまいか。
実に健康的。続いて恒例の改造話です。
最近はこの改造話が面白いとの意見も多数あり。