- 究極の通勤用自転車を考えよう -

「BICYCLE NAVI」創刊号(C)2000二玄社

 から鱗がバリバリ落ちたんだわ。実のところね。
 一人で勝手に自転車通勤をやっていたときに較べると、最近やはり周りと関わることが多くなってさ。「BICYCLE NAVI」誌との関わりが実に大きかった。

 創刊号の「自転車通勤のススメ」書いた後に編集長が言うワケ。
「まずまず評判いいよ、自転車通勤」
「ははあ、平に平に有り難き幸せに存じまする」
「というワケで、次も書きたいでしょ?」
「もももも、勿論です。はあはあ」
「ならコレ乗って下さい」
「何ですか?」
「オートマの自転車です」
「オートマァ???」
「オートマです」
「なんかカッチョ悪くないっすかぁ?」
「ないです」
「……」
「ものは試しです」
「ふーん……」とね。
 埼玉県の戸田の方に二玄社の倉庫があるんだけど、そこに何だか自転車がたくさん置いてあるわけ。で、そこから借り受けてきたのよ。700c履いたオートマティック自転車を。「ビアンキ・ドマーニ・オートD」ってヤツ。最初はママチャリかと思ったよ。チェーンカバーとかついてるし。

 だいたいが、私の場合、HPの表紙にもあるとおり、10年以上前の古くさいランドナー車を再生して「これでいいんだよーん、ふふーん」とか言って乗ってただけで、それで至極満足していたわけだ。


↑これのことですね。

 の姿勢は今も変わらない。古いのを大切にして長く乗るんだって姿勢はね。さらに言うと「少しぐらいマッチョな自転車の方がカッチョいいぞ」という感覚もね。
 でも「この私のランドナーこそが最高」というのは大いに揺らいだのよ。本当に、大幅に。
 だって良いんだもん。新しいビアンキ。軽くて楽チンで速くて。
 私、クルマに乗ってた時だってマニュアルボックスだったし、オートマなんてってバカにしてたのよ。正直な話。それがコトもあろうに自転車だよ、だいたい何で自転車にオートマが必要なんだよ、アホちゃうかって。

 ところが、良いのだ。このオートマの自転車が。そして、真に自転車通勤を広めようと考えるのならば、キャンピング仕様のランドナー(上記の写真)なんかより、このビアンキの方が遙かに未来に繋がると私は確信したのだ。

 今まで自転車について興味なんて全くなかった、というような人に「どう? やってみない?」というときに。ビアンキの方が遙かにオススメできるってね。

そのオートマの自転車がコレだ。

で、何を考えているのかというと……。


突然の一時中断について。


再生ロード登場

GIANT MR-4F がウチにやってきた。