ず前輪をはずしておく。ココが普通のフォールディングと違うところで、ただの折り畳みというよりも昔の「輪行自転車」に近いと言われるゆえんだ。で、さて……。

 り畳むポイントは、まず何と言っても↑このサスペンションなのだ。エアサスの右側に、何だかクイックリリースのようなモノが付いてるでしょ、それをクリッとはずす。するとだ……。

 のように外れるワケ(真ん中の部分)。その状態でサドルを右上に持ち上げる。すると不思議や不思議……。このようにフレームが縦方向にグイーンと曲がって、↓この状態にたどり着く。

 らに、グイーッと回し、フロントフォークで後輪を挟むようにする。そして、先ほどはずした前輪とともにまとめると↓このような格好となる。後は好みによって、サドルは外せばいいし、ハンドルも縮めて回せばいいと、まあそういうワケなのだ。なかなか面白いでしょ、折り畳み方が。

 かります? ちょっと見た目には何だかよく分からない……(私も最初に写真で見ただけの時は何だかよく分からなかった)なんですけど、24インチの自転車にしては、かなりの小ささになります。少なくとも以前の「輪行ランドナー」より小さい。
 ポイントとしては、前輪やサドル、ハンドルなどを外す必要があるために、輪行袋が必須となることだ。そのままではバラバラで持ち運びが不便だからね。
 だからして、分割せずにそのままの形で小さくなる、ブロンプトン(英)やBD-1(独)にはその辺は一歩譲る。ただし、タイヤ径も含めてのより本格的なロードに近いという意味では、MR-4Fの方に分があり、その辺、いずれを選ぶかは好みだと思う。

 いずれにしても、この「フォールディングと輪行車の中間」という発想は、日本人のモノなのだそうな。
 そうなのだ。この自転車は、ジャイアントジャパンの日本人技術者が設計した。なるほどね、そう思うと、この繊細なフォルムはなるほどジャパンという感じがしてくるよ。