この富士は、実は珍しいのですよ。スピードメーター付き自転車。メーターは標準装備でなく、後付の部品だったからね。普通は。何故ならば、当時のメーターは非常に抵抗が大きくて、サイクリングの楽しみを大いにそぐものだったからなのだ。
昭和47年(1972)、日米富士自転車のサファリアン5。笑ってしまうのは、スピードメーターの横にもう一つメーターが付いていることだ。クルマやオートバイのタコメーターの真似なんだよね、きっと。
でも、本当にタコメーターを付けるわけには行かないから、風力計と称するものになってるワケ。だから、よく見るとメーターの横に風を取り入れる穴が開いている。考えたんだろうな、富士サイクルの開発陣。
でも、この頃のモノって、プラスティックで安易に作らないで、金属製なんだよな。オレ、結構好きよ。こういうテイスト。.
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それにしても君は誰? このノリがまさに70年代。