このロゴの基本デザインを私がやりました。でも自慢できるのはほぼコレだけ。タイヤの詳しいことは難しすぎてよくワカラン。【急告】2002/6/7の状況
手に入らない方、申し訳ありません。
現在、大変品薄状態で、ナショナルタイヤでは大増産をかけているところですが、どうやらウェイティングというのが現状のようです。
大変申し訳ないのですが、もう少々お待ち下さい。自転車ツーキニスト専用の自転車を作ろうというのであれば、ツーキニスト専用のタイヤを作ってもイイではないか、グラスの底に顔があってもイイじゃないか(いつのCMだよ……)。そういう至極当たり前の発想にたどり着いたのは、なにわの自転車タイヤメーカー、ナショナルタイヤの「コロンブスの玉子男」ミヤジ氏であった。
今年に入ってまだ間もない頃、突然、極秘のメールが舞い込んできた。
「ヒキタさん、ココだけの話ですが、実はツーキニストのためのタイヤを作ろうと思っているのですよ。しかもその商品名が、ズバリ、パナレーサー『ツーキニスト』」
「何ですと?」
「もう試作品を作ってしまいました。送ります」
「何ですとー??」
と、まあね。とにかくさすがナニワの会社で、話が早いのだ。試作品はその翌々日に私の手元に届き、ふむふむ、なるほどなるほど、などと言っている間に、あれよあれよとホントに完成してしまった。
コレが試作品。試作品なもので、色が4色に塗り分けられている。
本当はそれぞれのカラーで製品化するワケですね。
赤、青、黄色、白、そして黒オンリーの合計5カラーに決定しました(既に発売中)。パナレーサー「ツーキニスト」の特徴は、何と言ってもまず耐パンク性能を大幅に強化したところにある。「Hypertexケーシング」の採用で耐リム打ちパンク性能が1.6倍。耐サイドカット強度が2.8倍となった。つまりは何のことかというと、通常のタイヤの内側に、もう1層、平滑加工した布層を設け、繊維量を通常の50パーセントアップさせたのだ。これによって、いわば「チューブに優しい」構造になった。コレは毎日の通勤に関してはまことに重要な部分で、パンクに強いということはそのまま経済性に繋がるし、何より「パンクするんじゃなかろか」と心配しながら通勤しなくてはならないのは、精神的に余計な負担だ。そんな心配を毎日したくはない。
このタイヤは、選択肢の幅が広いところも特徴の一つ。
サイズが、@MTB用26×1.75、Aロード用700×28C、Bクロスバイク用700×35Cの3種類で、ほぼすべてのユースに合致する。中でもAのロード用「ツーキニスト」の存在は、従来パンクに弱いとされるロードを通勤に使うことに大きく道を拓いたと思うぞ。
さらにカラーラインが、赤、青、黄、白の4種。さらには黒オンリーのものもあって、合計5種類の色から選べる。フレーム色にあわせてのカラーコーディネートが出来るのだ。こういうのは実は重要なことだよな。何といっても毎日のことですから。気に入った色、気に入った形のものに乗りたい。
さて、気になる値段だが、うふふ、同社の「T-serv」よりもかなり安くなっている筈(オープン価格)。ワイヤーをアラミドからスチールにしたおかげで、片輪50グラムほど重くなったけど、その分、ディスカウントが期待できるとの話だ。
速く、軽くが「T-serv」だとしたら、快適に、経済的にが「Tourkinist」というところだろうか。
評価するには長期に渡っての使用が必要と思われるけど、私はすでにコレを履いてツーキニング中。ダイレクトな乗り心地と、段差への安心感が、実に快適だ。スピードだって速いぞ。(2002/4/21)