同時進行大河ドキュメント「Mさんのダイエットな日々」 というわけで「BICYCLE NAVI」の二玄社ですが、うふふふ、一番最後のページ(BICYCLE NAVIの)をご覧下さい。Mさんというのは編集後記の最後に出てくるMさんです。
Mさんとは先日(00/8/17)、二玄社の近く、焼き肉屋でお会いしました。「カルビ5皿。タン塩5皿。追加ぁ」(←情景描写)
「ところでですね、ヒキタさん」ぱくぱく。
「はあ」ぱく。
「私も自転車通勤、始めようと思いましてね……」ぱくぱくぱく。
「ああ、それは良いことですよ」
「あ、ちょっと。焼酎もボトル一本追加ね」
「水と氷もねー」
ぱくぱくぱくぱく。
「うちの女房も大賛成なんですよ。ダイエットになるって聞いて」ぱく。
「ええ、それはそうです」
「この間、体重計を買おうとしたんですよ」ぱくぱくぱく。
「はい」
「なかなか無いんですよね、100キロ以上計れるヤツが」ぱくぱくぱく。とくとくとく、ぐびー。
「はあ」ぐびー。
「それでも探しましてね、買って計ってみたんですよ。すると、なあんと108キロ」
「むかし池中玄太80キロでしたっけ、ドラマがありましたねぇ」
「水口真二108キロですよ」
「私も疋田智84キロでしたからねえ」
「……」ぐびー。ぱくぱくぱく。
「……」ぐびぐび。
「ホントに効きます?」
「効きます」
「絶対?」
「絶対」
ぱくぱくぱく。ぐびー。
「実はもう買っちゃったんですよ、自転車」
「あれ、気が早いですね」
「トレックの8000」
「え、随分高いヤツじゃないですか?」
「ええ、定価で買うと19万」ぱくぱくぱく。
「すごい」ぱく。
「実は今朝から始めてます」
「はあ」
「スポーツジムの手続きももう済ませちゃいました」ぱくぱくぱくぱく。
「準備万端ですね」ぱくぱく。
「記念写真も撮っちゃいました」
「何ですか?それ」
「太っていた頃の私を、いつか懐かしく思い出すために……(遠い目)」
「はあ」
その記念写真がコレ。二玄社の前です。サスが少々沈み気味です。「家から会社まではね、測ってみたら約18キロですよ」
「お、それは結構きつい」
「大丈夫です。自転車がイイから」ぱくぱくぱくぱく。
「そうですね……」ぱくぱくぱく、ぐびぃー。
さて、そういうようなワケで、始まりました。Mさんの自転車通勤。そして、それはまたとないモデルでもあります。
とりあえずの目標は11月までに少なくとも体重を二桁に戻すこと(9月1日現在)。
で、私はMさんの自転車ツーキニストとしての日常を、このページで逐一ご報告したいと思っているワケです。数々のコーナーを立ち上げては、途中で挫折しかけている私ではありますが、しかしながら、このページだけに関しては、更新がないとすれば、それは私ではなくMさんのせいであります。続きを楽しみにお待ち下さい。
私としても、Mさんには成功していただかないと、自転車通勤は絶対ダイエットに効く効く効くと常日頃から言っている持論が崩れるわけですから、はらはらドキドキものでもあります。
でも108キロからですからね。ドラスティックですよね。
Mさんのダイエットの成功を祈念しつつ、とにかく最初にMさんのスペックをご紹介しておきましょう。
自己紹介 174cm、108kgの巨漢(肥満体とも言う)、冬でも大汗をかくボクが自
転車通勤を始めました。毎年悪化する健康診断の内容に『まだ若い
んだから大丈夫』と思っていましたが、気がつけば35歳。取り返しが
つかなくなる前に路上に飛び出しツーキニストの仲間入りをさせてい
ただきました。自転車に乗るのは20年ぶり、ド素人のくせに自転車
だけは(妻の冷たい視線を振り切り)TREK8000なる素晴らしいバイ
クをゲット。多くの不安をかかえての自転車通勤スタートでしたが、一
週間を経過した今、自転車に乗ることがとっても楽しい毎日です。
通勤経路久我山(住所は世田谷区北烏山)から一般道(中央高速下の
道)を走り、環状8号線を渡り上北沢で甲州街道(国道20号
線)に合流。新宿まで甲州街道をひた走り、新宿駅を越えて
靖国通りに入り市ヶ谷まで。市ヶ谷陸自駐屯地を過ぎて外堀
通りに入る。左手にトヨタ自動車、東京ドームをみて神田神保
町のオフィスまで約18kmの行程。毎朝イチバンにトヨタ詣で
をするボクは、やっぱりジドウシャ業界の人なのでしょうか。
トレック8000ご近影。巨大なサドルが108キロ仕様。
それではお楽しみに。Mさんの次なるレポートを待ちましょう。