いえいえ、それは、彼のとてつもない写真の数々を見ていないからです。デジタル処理というのは「トリミング」という魔法の手段を持っているので、うまく切り取るとそれなりに見えるものなのですよ。しかし、それすら不能の写真もあります。一部お見せしましょう。
右半分を隠してしまっている謎の物体は、勿論、春山くんの指ですね。
バスの中からとったと思われるメッセンジャー。
ロンドンの壁。左端に何かいる。
どこに自転車が?? ど真ん中に目を凝らしてみて下さい。
このあたりになると何が何やらさっぱり分からない。
看板が……?
ワゴン車が……?
わはは、春山、怒るなよ。分かってるって。
勿論、春山くんはわざわざヨーロッパまで、自転車を取りに行ったわけではありません。彼の現在のビジネスは、まさしく"e-コマース"でして、かの地まで電子決済の現状を調べに行ったわけです。毎日のハードな業務の中で、道を歩きつつ、バスで移動しつつ、時折、自転車のことを思い出して撮ってくれたワケです。サンキュー、春山。
