できたぞ「ツースペ2」

Tourkining Special 2 by Miyatakogyo (2002/2/17)

 やどうもどうも、お待たせしました。出来ましたがな、通勤スペシャル2号機、略称「ツースペ2」の完成です。
 格好良くない? 私ヒキタはもう「カッチョいい〜〜」と停めては見、停めては見、しながら舞い上がっておりますですよ。華奢なミキストフレーム、フレッシュなカラリング、ピチッと決まったドロヨケとチェンケース。
 それでいながら、700×28cの戦闘的なタイヤサイズは、実に速い。
 だけど、前サスとふかふかサドルで乗り心地はイイのだ。シートサスは、重さとコストとの関係で、まだ検討中なのだけどね。

 は前から思っていたのだ。タイヤを細く、大きくすることでスピードは確保しつつ、乗り心地はサスペンションなどでヘッジしていく、と。これが通勤仕様としては一番のアプローチではないかとね。
 それは正解であった。
 何しろこの自転車は「速い」のだ。
 いつものロードレーサーと比較しても、東京の「南砂-赤坂」間で、35分と40分の差しかない。つまりはロードと較べても1割程度しかスピードは落ちないのだ。街乗りに限っていうと、ママチャリはおろか、ちょっとイイMTBなどに較べても断然速い。コレは結構すごいことではあるまいか。

 おまけにミキストフレームのおかげでタイトスカートでも乗れます。ズボンの裾を折る必要すらない。
 さらには前カゴもオプションで用意できる。つまりはママチャリからの敷居が非常に低いのだ。

 て、肝心要のミキストフレームは、どう接合されているかについて……。


ミキストフレームの付け根

 きなり夕日のベランダになってしまうのだけど、ミキストフレームのトップチューブは、このように細いチューブが2本まっすぐに接合されてるわけです。ココがこの自転車の最大の特徴ともいえる部分でして、必然的にここにしっかりした強度が与えられるかどうかがポイントとなってくる。
 アルミでなくクロモリ鋼を選んだのは、ひとえにこの細いパイプに強度を与えられるかが勝負だったからです。
 BBの下に何やらくくり付いているのは何かといいますと……。


オートDの本体

 の黒いボックスが噂のオートマティック変速機・SHIMANO"オートD"の本体なわけです。コレが車輪の回るスピードを関知して、4段ギアを選択するんだな(センサー自体は後車輪のスポークに付いてます)。
 くくりつけの銀色プレートだけが「いかにも試作品」という感じがするでしょ。そこがまた渋いのだ。