ツースペ1号機全体像(二玄社会議室にて)

まずは美点から。

乗り心地が柔らかい
 コレは明らかにフロントのサスペンションとシートサスのおかげでしょう。特にシートサスはヒキタ自身はあまり期待していなかったのですが、思いの外、快適で、毎日の通勤には「コレはアリだな」と思ったことでありました。
 自転車ツーキニストになりたての人の多くが訴える「ケツが痛えぇ〜」は、完全に回避されてます。
段差を越えるのが楽
 コレもフロントサスのおかげですね。ママチャリとの圧倒的な差を実感させる、という意味でもフロントサスは必須のモノであろうと私は考えています。車道から歩道へ、また、その逆があまりに容易にクリアされるので、私は用もないのに段差に乗ったり降りたりしてました。
泥よけ、チェーンケースなど汚れないための装備が充実してる
 特に前三段が装着されているにも関わらずのチェーンケースは、ズボンの汚れを完全回避してくれました。写真では分かりにくいのですが、がっしり感もたまりません。頼りになる、という感じ。
 泥よけは必須です。部品調達の都合上、今回は黒になってしまいましたが、次回は色も考えようと思っています。
メガレンジギアと前3段、後7段の変速レンジの広さ
 フリーの一番内側のギアはメガレンジギアとなってます。どんな坂でも楽勝です。使用頻度はあまり高くはありませんでしたが「どんな坂だって大丈夫」という安心感がありますね。
センタースタンド
 スポーツタイプの自転車にはスタンドを付けない。まあそりゃそうなんですけど、通勤に使う、街乗り専用、ということで考えると、やはりスタンドは便利です。後ろのハブまわりに付けない、というところで、ママチャリとの差別化を図ってみました。センタースタンドも使用感は同じ。特に不便なところはありません。
頑丈ロック
 コレを切ることが出来るようなヤカラは滅多にいないでしょう。ロックも解除も軽快です。チェーンキーとの併用で盗難はかなり回避できるのではないかと思います。
値段
 市販はまだですが、予価を59,800円と想定しています。ホームセンターに並んでるようなMTBモドキに較べると高く感じますが、内容はダンチです。これで5万台は安い。
視界が広い
 背が高いのです。この自転車は。おまけに前傾姿勢をとらなくてもイイので、道路の危険をいち早く察知できます。ただ、コレは下記の×部分ともリンクしてくるのですけど……。

さて、次に欠点です。

重い
 何だかんだで15kgを超えてしまいました。
 通常のママチャリが20kg弱、安めのロードが10kg強、ということを考えますと、まあ、ちょうど中間だ。コレぐらいは仕方がないのかなとも思いますが、毎日15km程度を往復するのに、15kg超というのは、少々ホネでした。何とかもう少し重量を落とせないモノか……。重量は値段に大きく関わってくる部分でして、なかなか強くは主張できないのですが、それでも何とか13キロ前後ぐらいにまでは……。
乗り心地が柔らかすぎる
 これは前期の○と矛盾するようですが、つまりはサスペンションが2種ある上にタイヤが比較的柔らかいモノであることにより、ふんわりの乗り心地が多少「やり過ぎ」になってるのではないか、ということです。私はコレはオーバースペックだと思います。路面情報が触感として伝わりにくい。
 タイヤを細く硬いモノに取り替えることで全面解決すると思います。
遅い
 コレも同じです。タイヤを細くて硬いモノにすれば、解決すると思います。
チェーンケースが外しにくい
 贅沢言うな、というような話なのですが、あまりにチェーンケースが頑丈に出来ているために、フロントの手入れがしにくくなってしまいました。
デカい
 写真ではよく分かりませんが、コレかなりデカい自転車なのですよ。乗ってしまうと、上記○印のようにデカさは快適さに繋がるのですが、私の住んでるマンションのエレベータに載りませんでした。コレはちょっと困ったことでした。

 て、んで、ですね。現在、宮田工業はフレームから新設計の「ツースペ2」を鋭意開発中なのですが、さらに私は皆様のご協力を得たいと思ってます。


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