コレはホントです。いわゆるママチャリも実はそんなに捨てたものじゃない。実際に通勤ママチャリ派も意外なほど沢山いらっしゃいます。
イラストのように全くプレーンなママチャリでなく「内装3段変速」などのついたちょっとハイパーなママチャリ。
宮田工業の山崎さんも、最初のツースペは「超軽量ハイパーママチャリ」をイメージしていたようです。
実際ママチャリはかなり考えられた自転車ですものね。消費者のニーズがこれほどフィードバックされた熟成製品も珍しいぐらいに。ただ、ママチャリのたまらないところはやっぱり遅いところです。シートどっかりの着座姿勢もさることながら、遅さはイコール重さに由来するところでして、実際、ママチャリは重い。大抵は17〜18kgぐらいです。
特に「ヘンなことになってるなぁ」と思うのは、ブリヂストンの「ラクロス」などに代表されるハイテクママチャリで、「オート3」変速機やリモコンキー、勝手に点灯ライト、ベルトドライブなどなどなどがついているのはイイのですが、重量なんと20.2kg。
コレはやはり本末転倒なのではないかと、私などは思います。坂道を上ったり、よいしょっとスピードを出そうとするとき、重さは一番邪魔です。どう考えてもね。
値段と性能とのバランス点はやはりどんなに重くても15kgというところでしょう。
しかしママチャリ15kgはなかなか難しい。おまけに「ママチャリ」のかっこうの自転車を5万円前後で売るのはもっと難しい……。