正解

【問1】

 ベリカードです。正確に言うとベリフィケーション・カードでしたね。ラジオを聴いて放送局に「受信報告書」なるモノを送ると、もらえます。SINPOとか採点したりするんだよ。全く意味不明ですね、知らない人には。

.

【問2】

 当然 BCLですね。BroadCasting Listennersの略です。すなわち「放送を聴く人々」。あまりに当たり前で脚から力が抜けますね。
 上記のようなワケの分からない絵ハガキを貰うのを至福としていた少年たちの総称です。操作の難しそうなラジオをいじくりまわし、あまつさえ自分でラジオを組み立てたりする姿は、当時の理科系の秀才君にはありがちでした。
「月刊 ラジオの製作」なんてタイトルの雑誌だってあったんだよ。今でもあるのかなぁ。どうなんだろ。電波新聞社発刊だったよな。そういえば「月刊 短波」なんて雑誌もあった。日本BCL連盟が作ってた雑誌だ。「日本BCL連盟」だぜ。時代だよな。すごすぎる。
 でも、そうだ、思い出したよ。オレも昔は理科少年だったんだ。ダイオードは片一方にしか通じない半導体で、コンデンサはピコファラッドだったんだ。高校だって理数科だったしな。
 でも、その理数科にいた間に、なぜかブンガク少年になってしまったんだよね。オレは。
 さらに紆余曲折があって、今では自転車ツーキニストです。完全に意味不明ですね。

 そうそう、当時、近所には必ずアマチュア無線のお兄さんがいたりして、「BCLなんて」ってバカにするんだ。そこんとこが少々悔しかったんだよな。


なぜ僕たちはラジオを聴くだけのことにあんなに夢中だったのだろう?